ヨガの練習をしていると、身体を通して自分にとって大切なメッセージが湧き上がって来る瞬間があります。

そしてそれは自分にとってチャレンジングなポーズであればある程、深い気付きとなります。

 

皆さんは子供の時から苦手なこと、何かありますか?

私は鉄棒やマット運動など逆さになることがすごく怖くて体育の時間はいつも憂鬱でした。

でもヨガを始めて今一番の憧れがハンドスタンド(逆立ち)で、数年前から壁を使って練習していました。


ただよく言われるのですが、壁を使って練習する時間が長ければ長くなる程、壁がないことに恐怖を感じ離れるのに時間がかかってしまいます。

私もそのサイクルに入っている中、インスタで毎日見ていた憧れの先生が主催するハントスタンドWSに勇気を出して参加しました。

そこは逆転のポーズを難なくこなす熟練者ばかりのスタジオだったため行く前からすごく緊張しました。

                            http://engawayoga.com/

逆立ちの準備となるトレーニングや安全に転ぶための前転の練習をした後、いざ壁から離れて練習が始まった時に、先生があることを言いました。

「転ぶ!って時もしっかり目を開けておいてね」

この言葉が心にガツンと響き、

「あ、これは人生と同じだ」

と思いました。

転ぶっ!という瞬間、恐怖で目を閉じてしまいますが、しっかり目を開けて手と手の間を見ておけば、一瞬一瞬がスローモーションのように流れていきます。

コマ送りのように時と時の間に余白が生まれ、

「落ちる最後の瞬間まで手の平で床を押し続けよう」

と“今”この瞬間出来ることに全力を注ぐことができます。

そうすると転んだ時の衝撃が「あれ?」っと拍子抜けするぐらいフワッと軽いのです


長い人生の中で何か人や物事と対峙しなければいけない時、それが困難であればある程目を背けたくなる、逃げたくなることがあると思います。

でもそんな時こそしっかり目を開けて現実を直視し、逃げずに今できることに最善を尽くすと、次にやって来る未来はそんなに恐れるものではなかったりします。

怖い時、不安な時、泣きたくなる時…。

真正面から見据えて向き合っていくと、いつの間にか周囲が驚くような成長を遂げていることがあります。


逆立ちをして転ぶ時、世界が回ります。

そしてまた挑戦しようと立ち上がった時の視界はとても明るく爽快です。

いつか皆様にもこの感動をお伝えできるように今日も練習に励みます^^