先日、シニアヨガ・ティーチャー・トレーニングコースに参加して来ました。
皆様、シニアヨガというとどのようなイメージがありますか?
私は体力や柔軟性が弱くなっている方でも、安全に行える、ストレッチ要素の強いヨガだと思っていました。
しかし実際参加してみると、思いがけずエクササイズ要素もあり、壁やブロックなど補助具を使いながらも筋肉をしっかり使うヨガでした。
その理由は、
シニアヨガに参加する人の目的は、リラックスすることではなく、日常生活での歩行や椅子から立ち上がるなどの動作を支障なくできるようにするためであり、加齢と共に低下する筋力・体力をつけていくことにある。そのためシニアヨガにおいては柔軟性よりもいかにその人に“強くなってもらうか”“筋力をつけてもらえるか”が大切である。
というものでした。

講座の最中に先生が「安全性を配慮しすぎて楽をさせてはいけない。チャレンジする気持ちを尊重するように」ということを何度かおっしゃっていたのが印象的でした。
私の最近のクラスでは、エクササイズをプラスしてヨガのポーズだけでは補えない部分の筋肉をしっかり使って頂けるように心がけています。
実際、シニアヨガのトレーニングを受ける中で、私がやっているプレワークやエクササイズと似ているものが多く、「私がやっているのはシニアヨガだった?!」と思ってしまう程でした。
今はたくさんのヨガがありますが、私が行っているヨガとシニアヨガは「筋肉は使わないと強くならない」と考えている点が同じでした。
身体には老化する使い方と進化する使い方があります。
日常で使っていない部分のスイッチを入れると神経から活性化されます。
そこに年齢は関係ないということを改めて感じました。
どのような年齢、体型、骨格であってもその人の身体がもつ可能性を最大限引き出せることができるよう、これからも日々研究を続けていきたいと思います。