更年期に入る前から
私のクラスは女性を対象にしておりますが、20代〜70代の幅広い年齢の方にご参加頂いています。
女性の身体は初潮から始まり、その人の生き方によりますが、妊娠、出産、子育て、閉経というように多くの変化があります。
この女性の一生に大きく関わってくるのが女性ホルモンなのですが、一生でどれくらい分泌されるか聞いたかことありますか?
なんとティースプーン1杯分程だそうです!!
そんな微量なホルモンが毎月の生理を起こし、妊娠、出産を可能にするとはビックリですね。
今回は、その女性ホルモンが減少する更年期についてお話していきます。
まず、女性ホルモンは2種類あります。
①エストロゲン(女性らしさのためのホルモン)
・女性らしい丸みのある身体をつくる
・潤いある肌、つやのある髪にする
・コレステロールの増加を抑える
・血管を強くする
・骨量を調節する
・自律神経の働きをよくする
②プロゲステロン(妊娠を司る)
・子宮内膜を整える
・基礎体温を上昇させる
・食欲を増進させる
・体内の水分量を保つ
更年期とは閉経の前後5年の期間のことを言い、女性ホルモンの分泌が減少していきます。
女性らしさを育み、骨量の調整や自律神経の安定を担当している①エストロゲンが減少することで起こるのが更年期障害です。
・コレステロールの増加を抑えられず太りやすくなる
・骨量の調整ができなくなり骨密度が低下
・自律神経バランスが崩れ、ホットフラッシュ、鬱傾向になる
骨量に至っては20歳頃がピークで、顔の骨はなんと!30〜40代で減り始めるそうです。
閉経の時期を自分でコントロールすることは難しいですが、日々の生活の中でできることはたくさんあります。
・カルシウムを1日650mg摂る
・ビタミンD・Kが含まれる納豆、干ししいたけ、シャケを摂る
・カルシウムの吸収を妨げるリンが含まれる保存料に気をつける
・骨に衝撃を与える
一般的にこれらが大切と言われていますが、最近特に重要だなと思うのが「筋肉をつける」です。
それも若ければ若いほど良いです。
筋力があるということは骨も強いので、エストロゲンが減少してもその影響を最小限に抑えることができます。
今の生き方が未来の身体をつくります。
ヨガにいらっしゃる方の中には、激しい運動が好きでない方もいらっしゃると思いますので、キツくなりすぎないようにしながらも特に衰えやすい部位を強化できるようクラス作りをしています。
今からできることを今すぐ始めて、女性ホルモンの波に上手く乗っていきましょう!