安全な肘の使い方
今回は、
■猿手(さるて※)の人
※バレーボールのレシーブの腕の形をつくった時に肘同士がくっつく腕のこと。肘が極端に曲がる腕。
■クラス中に「肘が柔らかい」と言われた人
に向けての内容です。
猿手は細身の女性に多く、肘関節がゆるく可動域が広すぎるため、四つ這いやアームバランス(腕で支えるポーズ)は注意が必要です。
下の写真を見て下さい。肘関節がガクッと中へ入り曲がっています。
【①】
このような肘がやわらかい人は、真後ろに向いてしまっている肘のシワの部分を、
外側へ向けるようにします。
そうすると、下の②のように横からも正面からみても腕が真っ直ぐになります。
【②】
並べて見比べてみましょう。
【横】
【正面】
そして①と②のそれぞれ二の腕を触って硬さを確かめてみて下さい。
①は肘に寄りかかっているため、筋肉(上腕三頭筋)が使われず二の腕がぷよぷよと柔らかい状態ですが、
②は筋肉で身体を支えているので、二の腕が硬く締まっていると思います。
この使い方をしていくと、たぷたぷしていた二の腕が自然といい感じで引き締まっていきます✨
猿手の女性の多くは筋肉量が少ないことも特徴ですので、関節の柔らかさに頼らず、自力で身体を支える感覚を覚えていくことが大切です。
プランクやチャトランガが苦手な方が多いですが、腕の使い方を見直すと腕で身体を支えるポーズもずっと楽に感じられると思います。
https://yogajournal.jp/pose/51 より
そして肘が柔らかい人の多くは、膝も柔らかいので膝の伸ばしすぎにも注意が必要です^^