猿腕改善はなぜ大切なのか
ピラティスクラスにご参加頂いているお客様が、初めてパーソナルセッションを受けて下さり、猿腕の改善方法についてお伝えしました。
クラスでも何度か腕の使い方についてお話したことがありますが、グループレッスンではなかなかお伝えしきれなかったので、今回は時間をかけて猿腕の改善を行いました。
猿腕の人に「肘を伸ばして」と言うと、左写真のように腕が“くの字”に曲がります。
本来使ってほしい上腕三頭筋や体幹のインナーマッスルが使われないどころか、肘を痛めたり、怪我をするリスクもあります。
サイドプランクなど、片腕で身体を支える姿勢をとるとさらに危険です。
それを防ぐ為には、肘を伸ばしきらないことと、小指側でも床を押すことが大切です。
実際にやって頂くと、普段使われない上腕三頭筋や体幹部の筋肉が働き、腕がプルプル震え始めました。
傍から見ると、ただ四つ這い姿勢をしているだけに見えますが、猿腕が強い人からすると初めは筋トレかのようなキツさがあります。
これを続けていくと以下効果に繋がります。
・二の腕の引き締め
・体幹強化
・姿勢改善
逆にこれを知らないで、ヨガやピラティス、筋トレをすると腕が太くなったり、肩が凝ったり、肋骨が開きやすくなります。
このことを出来るだけしっかり時間をかけてお伝えしたかったので、パーソナルセッションに来て頂きすごく嬉しかったです。
セッション後、
「今まで自分の肘が曲がっていることに全然気付きませんでした。自分の身体のクセを知れて改善したい部分が明確になったので、今日教わったポーズはできるだけ毎日やりたいと思います」
とご感想頂きました。
これからもお一人お一人の身体の特徴や癖を見極め、その方にとって最も必要なこと、ご自身でできる改善方法をお伝えしていきたいと思います。
■パーソナルセッション
均整術という整体で全身を整えた後、ヨガやピラティス、お一人おひとりに必要な運動療法をお伝えします。坐骨神経痛、脊柱菅狭窄症改善の方の改善も行なってきました。詳細、お申し込みはこちらをご覧ください。